工藤日出夫 北本市議会レポート 第149号(2018年12月)

2018年 今年も工藤日出夫の活動にご理解いただき感謝です

平成最後の師走です。今年も残り少なくなりました。この一年、工藤日出夫の議会活動・政治活動に過分にご理解・ご支援いただきありがとうございました。

 

今年は、一昨年からの「新庁舎等の公共工事の調査特別委員会(100条委員会)」の調査に没頭し、報告書にまとめました。二度とこのようなことが起きないよう、現王園市長に再発防止策(地方公務員法等コンプライアンスの強化等)と損害賠償請求の勧告をしました。1年8カ月に及んだ調査でしたが、私にとってはかけがえのない経験となりました。

 

さて4年前の年末は、人口減少、借金の増額、消滅可能性都市の公表などで「北本市が危ない!」と、強い危機感を持って年末を迎えていました。その危機感は、市長が代った4年後の、今年の年末も同じ気持ちでいなければならないことに、議員として「悔い」と「反省」をしています。

 

来年は、4月に統一地方選挙(市長・市議・県議)、夏には埼玉県知事と参議院選挙と、北本市の、埼玉県のそして日本の未来を決める、大変重要な選挙が行われます。市民のみなさまの判断が、皆様の明日、子ども若者の未来を決定します。ぜひ投票所に足を運び、大切な1票を投じてください。

 

今年一年お仕事に、余暇に、家庭の維持に、子育てにお疲れまさまでした。来年も、みなさまにとって健康で、お幸せな一年になるようお祈りいたします。

北本市議会議員工藤日出夫


12月議会閉会 〜 市長の再選出馬受け保守系議員含め議会荒れ模様の印象

平成30年第4回定例議会が、12月14日閉会しました。今議会は、これまでと議場の雰囲気が一転した印象が強かったです。

 

これは、11月21日の市長記者会見で「来年4月の市長選挙に、再選目指して立候補を表明した」ことが影響していると思いました。

 

これまで、穏やかな発言が多い保守系の議員数人が、言葉を荒げ市長のこれまでの政治姿勢を厳しく指弾しました。中には、再選を支持できないとか私利私欲とか、思いがけない言葉が出ていました。

 

私たち会派は、石津市長時代から続く市政の混迷と停滞を打破するには、事実に基づかない「盲信的」政策推進から、事実を確認した「選択と集中」に変え“市政のイノベーション”を進めるリーダーを求めています。

 

現王園市長が、再度この難局を突破する決意を証明したことに大いなる期待と敬意をもって、保守系議員の一般質問(再選に向けた決意)を注視しました。


再選決意聴き期待しぼむ

特に、長期的に先送りされ続ける難しい課題である

  • 公共施設・インフラの統廃合再編(維持費負担が大きい)
  • 久保区画整理事業の再編(今後さらなる税金投入)
  • 人口減少と財政基盤の整合性(入りに応じた出)
  • 公共投資と民間投資の融合で新しい産業創出(民間等の誘発で新規事業)
  • 人材育成と活用(ここが勝負どころ)

といった政治理念や基本方針に期待したが、全く触れことはなく、ホテルの誘致や農業施設のリニューアル、意味不明の稼ぐまちといった、些末な事業を書いた原稿をつっかえ、つっかえ棒読みする答弁から、長年続く低迷から脱皮する情熱や決意、展望は感じられず失望とともに、期待がしぼみました。

 

質問者が声を荒げる気持ちだけが理解できました。市の監査委員が、新庁舎の工事をもとに石津前市長の不適切な事務執行を報告、それを正して新しい北本市をつくるべき現王園市長が、それをしないまま「再選したら新しい北本をつくる」と決意を述べていましたが、この任期中に取組まなかった現王園市長に、次の期待はできないという議場の雰囲気は納得できます。

 

再選したら桜国屋に数億円(5億円とも)の税金でリニューアルすると言っています。子育てや医療・介護にお金が必要なときです。市民のみなさんはどうお考えになりますか。正念場です。


工藤日出夫、日高英城の一般質問から見えた課題と懸念

桜国屋に数億円税金投入へ

現王園市長の経済政策稼ぐまちは「大金(税金)使って小銭を稼ぐ」のか

財政のプロ? の税金使い方 素人には理解不能

市長は農業ふれあいセンター(桜国屋)のリニューアル構想と来年度予算要望一覧表を議会に提出しました。これを見て、悪夢がよみがえりました。

 

15年前、加藤元市長が計画した「農のあるまちづくり事業」です。

 

市長になった石津氏が事業を中止、当該地主に賠償金3千万円支払ったものと、まったく同じ計画です。時代錯誤の極です。

税金使って稼ぐまちNO

現王園市長の口癖は、「市には金が無い」そして「稼ぐまち」です。

 

今議会に示した「桜国屋のリニューアル構想」は稼ぐまちの政策で、予算要望には2億3千万円と記載されています。

 

我々は、市長に資金計画と投資対効果について質問しました。答弁は「資金計画は立っていない。補助金等が不明であるから。投資対効果は、グリコの工場見学者を桜国屋に寄ってもらい、農産物やトマトカレーを食べてもらう。また、農業とふれあい交流を深め観光の振興を図る」というものでした。

 

数字の説明は一切ありませんでした。

 

現在の桜国屋の売り上げは約3億円、リニューアルでいくらの目標かと聞いたら「5億円にする」と答弁しました。

 

桜国屋は平成15年に開業、1億8千万円の税金で建設しました。それから15年、現在は年売り上げ約3億円、その1.5%(450万円)が使用料収入です。そこから300万円を駐車場の借り賃として支払い、諸経費引いて100万円残るかどうかです。

 

建設費1億8千万円を回収するには、180年係る計算で、残りは165年必要です。このような非効率な事業では民間なら倒産です。

お公家ビジネスは危険

今度は予算要望で2億3千万円です。

 

売り上げ5億円で使用料750万円、そこからこれまでの駐車場の借り賃300万円と新しい駐車場と農場の賃借料含めると、収支は赤字です。大金使って、稼ぎのない」の稼ぐまちになります。

 

役人のお公家ビジネスは危険です。平成29年度にも、地方創生交付金で、はとバスの車体にトマトカレーのラッピング(2カ月間)とグリコの工場見学と桜国屋等に立ち寄るツアーを700万円で委託、5回の日替わりツアーが実施されたと報告していたが、市内経済のどこにより良い影響を与えたか、全く不明のままです。

 

国の資金(税金)とはいえ、費用(税金)対効果が実感できない政策をこれからも続けるということでしょうか。税金の使い道は他にもたくさんあります。


公私混同・地位利用、選挙目当ての市政に懸念

現王園市長の再選出記者会見は、公務として行ったのか、それとも市長個人の政治活動かと質問したら、定例記者会見の流れの中で行ったので「公務」であると答弁しました。

 

市長の公務と個人の政治活動を線引きすることは難しいが、「選挙に直結するもの」は公務とは言えないのではないでしょうか。

 

職務中の一般職員を同席させ「選挙に出馬するとの会見」は、個人の政治信条を述べた行為で、政治的行為と言えると思います。地方公務員法では、「職員は全体の奉仕者で、職務に専念をする義務、政治的行為には中立性を保持する観点から制限される」と規定されています。

 

指揮命令権を持っている市長は、常に職員には職務に専念させ、自らの政治的行為・選挙の準備行為には参加させることは、厳に慎むべきと認識します。

 

また、市長は、報道発表と称して「記者会見で述べた自分の政治信条の要約文書」を、市の公式ホームページに掲載しています。これは市政の公私混同、公平性、中立性から見て不見識であると同時に、公職選挙法で禁止されている「地位の利用」にも該当する可能性があると指摘しました。

 

さらに市長は、書道展に出展する自分の書の練習に、職務中の職員に手ほどきさせるという「職務専念義務」違反を犯し、それを知った職員たちは公私混同と困惑しています。

 

前任者の同様の行為を批判して当選した現王園市長、さらに市政をゆがめています。われわれは、職務中の職員を市長の選挙(類似行為)に巻き込むなと声を強く忠告しています。




工藤日出夫議会レポート第149号(2018年12月)
会派 市民の力 機関紙 第28号 工藤版(2018年12月)

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